出前授業実施報告:平和学園小学校「こころの授業」
2025年2月5日、平和学園小学校にて「こころの授業」を行い、なかざわ利恵さんがワークショップを実施しました。
この機会をいただいた勝間亜紀子さんに、心より感謝申し上げます。
目次
子どもたちの声
授業に参加した4・5年生からは、こんな感想が寄せられました。
- 「自分と他の人の意見がちがっておもしろかった」
- 「楽しかった。絵の見方が分かった」
- 「いろんな考えがあるとびっくりした」
- 「発見するのが楽しかった」
- 「絵の中の小さなところを発見するのが楽しかった」
- 「いろいろな見方があって楽しかった」
同じ絵を見ても感じ方や気づきは人それぞれ。子どもたちがその違いを楽しみながら受け止め、「対話の面白さ」や「多様な視点の大切さ」を体感できた時間となりました。
当日の様子
この日のワークショップでは、「対話型鑑賞」を実施しました。
子どもたちは絵を見ながら、まず自分が気づいたことを声に出し、それをお互いに伝え合います。
- 「こんな形に見える」
- 「色づかいが面白い」
- 「ここに○○が隠れているみたい」
一人ひとりの気づきをきっかけに対話が広がり、同じ絵でも多様な見方や感じ方があることを実感していました。
ワークショップの冒頭では「今日のお約束」として
- とにかく声に出してみよう
- 人の話もしっかり聴こう
- 全て正しい、ただし一部として
を確認し、安心して発言できる雰囲気を整えました。
その結果、子どもたちの中から自然と「なるほど!」「そういう見方もあるんだ」という気づきや驚きがあふれました。

心理的安全性につながる学びのポイント
今回の体験を通じて、子どもたちは次のような「心理的安全性の基盤」となる学びを得ています。
- 意見の違いを歓迎する
「違うからこそ面白い」と感じることは、多様性を尊重する第一歩です。 - 安心して発言できる雰囲気
「全部正しい、ただし一部として」というルールが、安心して声を出す後押しになりました。 - 互いの発見を受け止める体験
相手の見方を聴くことで、「自分も大事にされている」と感じ、対話の楽しさが広がります。
こうした体験の積み重ねが、学校の中で「心理的安全性のある学びの場」を育んでいきます。
心理的安全性を学校に
「学校や教育現場に心理的安全性を広めるチーム」では、今回のような出前授業やワークショップを少しずつ増やしていきたいと考えています。
子どもたちが安心して意見を交わし、違いを尊重しながら学び合える環境を広げていくことが私たちの願いです。
ご協力のお願い
この活動を続けていくためには、皆さまのご理解とご協力が欠かせません。
もしご関心をお持ちいただけましたら、ぜひお声がけください。
一緒に「心理的安全性のある学びの場」を広げていきましょう(^^)