お話を伺うのは、nae株式会社の代表取締役でもあり、大学の講師もされている「しのっち」こと、篠原 由樹さんに心理的安全性アンバサダー認定ワークショップの受講後インタビューに答えていただきました。
心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講された感想を教えていただけますか?
私は新規事業のデザイン面の支援をする会社を経営していて、初めてお会いする方にインタビューをすることがよくあるんです。その際、インタビューをしながら相手の本質的な課題感などを引き出していくことが必要になります。
このワークショップでは相手が話しやすいと感じる場づくりについて、今まで私が行ってきたこととは違う方法をたくさん学ぶことができました。
相手が話しやすいと感じる場づくりは大切ですよね。しのっちがどんな部分で“今までと違う”と感じられたのか、もう少しお聞きしても良いですか?
はい、デザインのインタビューでは「自己紹介をしてください」、「最近あった〇〇を教えてください」という質問に答えてもらう、相手主導のものが多いんです。しかしこのワークショップでは対話をしながら、親睦を深めていくアクティビティについて学ぶことができました。「こんな手法もあるんだ」とたくさんの気づきを得られました。
確かに今までとは違う角度の場づくりですね。アクティビティがあることで、相手の方も打ち解けやすくなると思います。
今回しのっちがこのワークショップを受講しようと思われたきっかけについても教えていただけますか?
友人から教えてもらったのがきっかけです。その友人が「私に合ってるから」と強く勧めてくれたんです。
「絶対受けた方が良い」と勧められる機会は、あまりないと思うので受講してみようと思いました。
信頼している人がそこまで言ってくれるなら受けてみようという気持ちになりますね。実際、ワークショップを受講されてみて、印象に残っていることはありますか?
16期メンバーそれぞれの分析が面白いと感じました。これは私だけでは得られなかった学びだと思います。他の方の気づきから、いろんな発見をもらうことができました。
また16期メンバーの一人の方が、私がDay2で話したことを覚えていて、それを踏まえてアドバイスをしてくださったことがありました。心理的安全性があるからこそできることだと感じましたし、仲間との関係性が深まって嬉しい気持ちになりました。
アドバイスをくれるというのは、自分が過去に話したことを覚えているだけではなく、そのことについて考え続けてくれていた証拠ですよね。それは嬉しい出来事でしたね。
そうですね。他にもピクチャーのワークで、みんなの発想が自由に飛び交っているのが印象的でした。ワークショップでファシリテーターをしていると、アイディア出しに苦戦する方もいらっしゃいます。
でもピクチャーのワークでは皆さん、瞬間的にしかも簡単にアイディアが生まれていました。これはインプロの手法が活きているんだと感じました。
確かに自然とアイディアが出てきますね!ピクチャーは同じ絵を描いているので、発想を飛ばしても大丈夫という安心感があるからかもしれません。
しのっちは今回のワークショップで学んだことを実践される場面などはありましたか?
大学で講師をしているんですが、ミーティング・グリーティングのワークを実践してみました。
早速、実践されたんですね!学生さんの反応はいかがでしたか?
表情が緩んでいました。実践して良かったと思います。
場がほぐれた感じがしますね。他にも活用された場面や活用したい場面などはありますか?
以前、ある企業で全従業員を巻き込んだワークショップを実施したことがありました。その時に参加された方は皆さん緊張されていて…。もしまたそういう機会をいただけたら、このワークショップで学んだアクティビティをやってみたいと思いますね。
そして組織内での実践はもちろんのこと、インタビューにも今回の学びを活かしたいと思っています。経営者の方にインタビューすることが多いので、インタビューの時にミーティング・グリーティングを実践してみようと考えています。
これからいろんな場面で活用していけるので楽しみですね。その度に新たな発見や気づきがあると思います。
しのっちは心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講されて、どんな方にこのワークショップをおすすめしたいと思われますか?
従業員におすすめしたいですね。自分だけが知っているよりも、一緒に働くメンバーにも知っておいてもらえると組織の活性化にも繋がります。タイミングを見て受講を勧めたいと思っています。
組織の中で心理的安全性について共通の認識を持つ人がいると、心理的安全性の醸成も加速していくと思います。
最後にしのっちから、これから心理的安全性アンバサダーのワークショップを受講される方にメッセージをお願いします。
ウェルカムな心地良い雰囲気を体験してほしいです。何かを学ぶ時、疲れていると、どうしてもテンションが下がることってありますよね。でもこのワークショップではそういうことがなかったんです。むしろ癒しや元気をもらうことができます。zoomに入った瞬間にみんな笑顔で、そして全力で手を振ってくれるんです。これって日常にはないことだと思うんです。ワークショップを通して、受け入れられているという感覚を体感できると思います。
ちょっと疲れてても、みんなの顔を見るだけで癒されますよね。ぜひこの心地良い空気感を多くの方に体感してほしいと思います。
しのっち、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。