心理的安全性プラクティショナー認定ワークショップ

心理的安全性プラクティショナー認定ワークショップ

会話と対話をてこに、関係性と心理的安全性を“日常に根づかせる”6日間。
Yes, And/対話の文化/共有的認知を、現場で使える実践知として身につけます。


講座の目的

心理的安全性を「概念」ではなく「実践知」として習得し、職場・学校・地域など自分の現場に持ち帰って使える状態を目指します。
小さな行動の積み重ねで、学び合うチーム文化を育てます。

修了後に得られること

  • Yes, And による前向きな受け止め+発展の会話スキル
  • 対話を日常化する「場づくり/ファシリテーション」
  • 共有的認知(Shared Cognition)で連携を強化する方法
  • 共創1on1(面談2.5)の設計と実践

カリキュラム(Day1〜Day6)

Day1|関係性づくりの第一歩:声かけ・雑談・自己開示

信頼は“ちいさな会話”から。Yes, And/Yesセット話法を使って、相手を肯定的に受け止めつつ会話を前に進めるコツを学びます。自己開示の返報性を活かし、距離を縮める実践を行います。

  • 共通点探し → プチ雑談 → 自己開示ワーク
  • Yes, And/Yesセット話法の基礎と活用シーン
  • 成功循環モデルと「関係の質」の位置づけ
Day2|承認と“ありたい姿”:Being-Doing-Having/フィードフォワード

結果だけでなく過程を褒める承認と、Being-Doing-Havingで“ありたい姿”を言語化。未来志向のフィードフォワードで具体的な一歩に落とします。

  • 褒め褒めシャワー(承認の体感)
  • インタビュアー&ゲスト(Being-Doing-Having)
  • フィードフォワード:次の一手を設計
Day3|共創1on1:面談1.0→2.0→2.5へのアップデート

評価中心→育成→共創へ。自己開示と願いの共有を通じて、組織目的と個人のWillを接続し、合意したアクションに落とします。

  • 面談の進化モデル(1.0/2.0/2.5)
  • 願いの明確化→合意形成→行動設計
  • 共創1on1の型(問い・進行・見た目/態度)
Day4|対話の“日常化”:場づくり=心理的安全性

会話・議論と対話の違いを体感し、チームに対話を根づかせるための環境・設計・運営を学びます。感情共有ワークで相互理解を深めます。

  • 「対話とは?」の共通理解(正解を求めない/曖昧さを赦す)
  • エモーショナル・リプレイ(感情共有)/傾聴のステップ
  • 導入〜継続の設計:目的の合意、ファシリ/環境の整え方
Day5|チームの約束と共有的認知:ワーキングアグリーメント

“小さな行動”が安心を生む。腐ったリンゴ実験の示唆と、良い影響を広げるふるまいを整理。ワーキングアグリーメントを作り、共有的認知で連携を強化します。

  • 安心・安全のシグナルを出し続ける行動設計
  • チームの約束(WA)の作成と見直し運用
  • Shared Cognitionの実例(TDRのFour Keys/NetflixのFBルール 等)
Day6|ビジョンの共有と定着:対話で“共に描き・進む”

価値観・目的・ビジョンの相互理解を深め、現場での実装プランに落とします。6日間の学びを統合し、認定課題とふりかえりで“続く”をつくります。

  • ビジョンの言語化・可視化と“巻き込み”の設計
  • 導入ロードマップ(短期・中期)と定例化の工夫
  • 認定課題/ふりかえり(チェックアウト)

進め方と特徴

  • チェックイン → 対話/実践 → チェックアウトの流れで、学びを“体験と言語化”の両輪で定着。
  • 毎回「持ち帰ってすぐ試せる」小さな行動を設計。
  • 現場の文脈に合わせたカスタマイズ例も紹介。

対象

  • チームリーダー/管理職/教育関係者/人事・研修担当
  • 心理的安全性アンバサダー修了生、現場で文化を根づかせたい方

参加者の声

参加者Tさん

「追加ワークショップも含めて、しっかりとした研修時間を取っていただきました。
それぞれのメンバーが話す機会があり、お互いの価値観や考え方を知ることができてとても興味深かったです。参加者のみんなに親近感が持てました。」

実践する段階では、「どう進めていけば良いか」「一緒にやる仲間をどう見つけるか」という課題も感じました。
社内で心理的安全性を広げていくには、同じ想いを持つ“同志”の存在が欠かせないと思います。

「社員のエンゲージメントを上げることが自分のミッション。
権威勾配を減らし、対話ができる場をつくっていきたいです。」

参加者Iさん

「3つのワークを通して、これまで感覚的にやっていたことが整理できました。
自分の中で大事にしていた部分を、他の人にも伝えやすい形にできたのが大きな収穫です。」

参加者がそれぞれ違う背景と目的を持っており、そこから生まれる関わりや視点の違いが印象的でした。

「自分のやり方と違う意見や考え方に触れることで、
普段の生活では得られない気づきをたくさんもらいました。」

今後は、学んだことを生かしつつ、教育現場での発信にもつなげていく予定です。

参加者Kさん

「対話を通して、いろいろな価値観に触れ、世界が広がりました。
自分のチームの心理的安全性を高めたいと思い参加しました。」

普段のちょっとした会話や行動が“安心の場”をつくることを実感しました。
また、教職の現場でのルールや厳しさとの両立についても深く考える機会になりました。

「心理的安全性は“優しさ”だけではなく、
ルールを守る厳しさも必要だと再確認しました。」

今後は、オープンキャンパスでのチーム運営や、
学生同士の発言がしやすい“安心の雰囲気づくり”を意識的に取り入れていきたいです。

お申し込み

次回募集・詳細は2025年末、2026年を予定しております。

【お知らせ】2026年からは2本立てで開催予定

Yes, And実践ワークショップ

インプロの「受け止めて、足す」を徹底実践。前向きな受け止めと共創的な発展を、会話スキルと“小さな行動デザイン”で体に入れます。

対話型クリエイター講座

Day4/Day6を深掘りし、参加者自身が“対話の場”を企画・設計・実施。
対話体験+解説で、組織に対話文化を根づかせる力を育てます。