初めてのかたへ

心理的安全性アンバサダー協会は、心理的安全性を社会に伝えることができるアンバサダーを育成しています。2020年からはじまった認定ワークショップは、リアル/オンラインで開催し、現在約170名のアンバサダーを輩出しています。

心理的安全性アンバサダー協会へようこそ

2017年夏より、インプロ(即興演劇)の手法を応用し、チームの心理的安全性を高めるための研修を対面およびオンラインで実施してきました。これまで多くの方々にご参加いただいています。

その研修・ワークショップの経験をもとに、2020年2月からは「心理的安全性アンバサダー認定ワークショップ」をスタートしました。

同年、コロナ禍によりすべてのプログラムをオンラインに切り替えたことで、日本全国、さらには世界中でアンバサダーが誕生することとなりました。2025年7月現在、約170名のアンバサダーが誕生しました。

さらに、2022年4月からは「ファシリテーターとして活動したい」という声に応える形で、「心理的安全性インプロファシリテーター認定ワークショップ」も開始。現在までに約60名のファシリテーターが誕生しています。

日常の中で会話や対話を用いて心理的安全性を醸成する実践者として「心理的安全性プラクティショナー認定ワークショップ」も開講し、現在10名のプラクティショナーが誕生しています。

私たちのワークショップでは、さまざまな場面で活用できるエクササイズを通じて、心理的安全性の醸成を目指しています。受講者は、教育・人材育成・医療・福祉・コミュニケーション・スポーツなど、多岐にわたる分野で日々実践を重ねています。

また、アンバサダーやファシリテーター同士が経験を共有できる場として、月に数回、参加者限定のクローズドイベントも開催しています。

ワークショップで手法を学び、現場で実践し、コミュニティで知見をシェアしながら、また次の実践へとつなげていく——
この「学びと実践のサイクル」が継続していること。それこそが、私たちの活動の大きな魅力です。

心理的安全性とは

「心理的安全性(Psychological Safety)」とは、クラスやチームのメンバーが気兼ねなく発言したり、本来の自分を安心してさらけ出せたりできる、と感じられるような場の状態や雰囲気のことを言います。

心理的安全性が必要な場とは

あらゆる場面の土台となる「心理的安全性」

教室や会議、面談、1on1、家族との会話、カウンセリング、コーチングの場面。
さらには、イノベーションを生み出す場や、アジャイル・DXの推進、デザインシンキングの実践現場など——
どのような場面においても、その土台となるのが「心理的安全性」です。

心理的安全性があるからこそ、より深い対話が可能になり、自分でも気づかなかった想いや考えに気づくことができます。また、ミスや懸念を早い段階で率直に共有し合える関係性が築かれます。

ただし、心理的安全性が高まることで、むしろ意見の対立が増えることもあります。
「心理的安全性」とは、単に仲が良いとか、安心・安全な雰囲気があるということではありません。ときには異なる意見を述べたり、厳しい指摘をしたり、意見がぶつかることも必要です。

重要なのは、対立を否定的に捉えるのではなく、建設的に受け止め、共創的に問題解決を図っていく姿勢です。
それこそが、真の意味での心理的安全性が機能している状態なのです。